しゃびーの人生Labo

34歳で製造業からエンジニアになって人生を変えてみた。

「好きな事で生きていく」という広告の罠

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「好きな事で生きていく」

 

・・・これね、

昨年あたりからすごく出ている広告で多くの人の心を捉えたと思います。

今回は、これについて考えてみました。

 

 

 

 

広告は需要創出装置

 

 

「好きなことで生きていく」ってとても難しいですよね。

そもそも、「好きな事」は単純に好きだからやってるわけで、

「稼ぐ事」とは別なわけですよ。

 

 

だから「好きな事で稼ごう」となると話がややこしくなる。

そして、悩む人が増えてその隙に漬け込んだビジネスが流行るという構図ですよ。

 

 

つまり、ブログで稼ぐための塾やサロンが流行ったり、

YouTuber塾が開設されたりって感じですね。

 

 

受け手が有益だと感じているので成り立つのでしょうが、

商売の基本は「需要の創出」ですからね。

言い換えれば「欲望」の創出です。

 

 

有名なのが「ウルフ・オブ・ウォールストリート」という映画に出てくる1シーン。

 

「お前にペンを売ってやる」

「どうやって?」

「ここにサインをしろ」

「ペンがない」

「ほらよ」

 

 

つまり「好きな事で生きていく」は人々の「欲」を刺激するための装置。

当然ながら発信元が儲けるための広告ですね。

 

 

YouTuberだってめちゃ努力していますし、生活の裏側は地味なはず。

(トップの人はそれなりに収入はあると思いますが)

それを華やかに演出するのは広告の常套手段ですよね。

 

 

昭和の時代であれば欲望の対象が

「立派な車」や「マイホーム」や「海外旅行」だったのでしょう。

 

 

 

 

好きなことは続けましょう

 

 ここで考えるのは、有名なYouTuberも他の業界の大成した人たちは、

お金目的で始めた人は少ないって事。

  

 

単純に続かないし深堀りできないからですね。

まぁそれで成功する頭の良い人たちは確かにいるので、

一概に言えるわではないですが一般的な人には向いていないと思います。

 

 

ただね、好きなことは続けて下さい。

どんどんやって下さい。

 

なぜなら、

 

 

「好きな事だから続けられる」

 

 

これが1番大きくて、

好きだと物事を継続できるんですよね。

自分の内面に基準を見出しているから、誰が何人見てるとか関係ない。

そして、成功するには継続は必要条件なのでこれが揃うのは非常に大きいわけです。

 

 

 

そして、それが受け入れられるようになれば「収入に繋がる」のです。

「星を見上げるのが好き」という人は収入に繋がらないですよね。

 

ただ、好きだとそれを深堀りしていくので、

気がつくと色々な知識が身につくと思います。

 

そしたら、電子書籍やブログやYouTubeで発信してみると何か起こるかもしれません。

 

好きな事でも生きていける時代になったというのは正しいですが、

それをキラキラした広告で大々的に発信するのは胡散臭い。

それを連呼するような人とは距離をおいた方が良いでしょう。

 

 

 

好きなことで生きるためには

 

基本的に他人から有益だと思われる内容を提供できればビジネスになります。

例えばブログですが、情報を発信することに広告というビジネスモデルを乗せたものです。

TVや新聞が既にやっている古くからあるモデルですね。

ビジネスモデルで言うと有名ブロガーもYouTuberもタレントも同じです。

 

まずは、とりあえず発信することです。

めっちゃ面白い人がいても、誰も知らなければいないのと同じです。

 

そして、続けること。

当たり前ですが途中でやめたらダメです。

ですが継続することが以外と難しいんですよね。

 

ブログだって、PVを収益を最初から気にしてやっていたら、

全然成果がでないことがショックで継続できないと思います。

 

頭の良い稼げる人は継続できるかもしれませんが、

普通の人が長く継続するためにはモチベーションを他に置く必要があります。

 

それが、「好き」という感情です。

他人の評価を気にせず継続できるっていうのは強いですよね。

しかも、量は質を向上させるので、そのうち初心者が追いつけない場所に行ってしまう。

相手の反応を見て改善する力の高い人は短期間で収入を得るラインを超えるでしょう。

 

例えば未経験でプログラマーとして転職したい人は何をすれば良いでしょう?

それは、勉強して自分で成果物を作って持っていけば良いのです。

未経験のまま会社の門を叩くことは的外れですよね。

仕事終わりなどにコツコツ作業し、それでも時間がなければ会社を休職する。

傷病手当金は退職後もでますので、それで食いつなぎながら勉強しましょう。

プログラマは技術勝負なので問題ありません。

 

では、Webライターになりたいと思った人はどうするか。

ブログやYouTubeで発信すれば良いのです。

その手の人の目に留まるくらい面白い記事を書き続けていること。

次第に読み手が付きますから、そうすれば自然とオファーが来てライターになれることでしょう。

そうでなくとも、その段階でライターとしての門を叩けば良いわけです。

 

ちなみに、ランサーズで格安案件を受け続けるのは得策ではありません。

ランサーズで発注している人達は、読み手に受ける記事によってPVを集めて広告収入が欲しいわけですよね。

あなたが真剣にそう考える場合、どんな人に発注したいですか?

そして、ランサーズに発注する場合はどんな場合ですか?

少し考えると見えると思います。

 

 

 

 まとめ

・「好きな事で生きていく」という媒体や人物の言葉を鵜呑みにしない

・「好きな事」と「稼ぐ事」は全く別

・「好きな事」は続けるべき

・大切な順序は「好きな事」の継続、何かの媒体で発信、結果として収益化

・最初から収益化に意識を向けたら大成しない可能性が高い